法律条文・制度趣旨・判例を理解して案件対応する
法人関連理論ゼミでは、主に会社法の重要な条文の意味を理解したり、各種制度の趣旨を理解することを目的としています。また、会社法上の重要な判例を素材として参加者同士で議論をして、各種問題点に関する理解を深めることも目的としています。
日本の株式会社の大部分は、小規模な非公開会社です。したがって、法人関連理論ゼミにおいては、基本的には公開会社においてのみ問題となる事項に関しては扱わず、小規模な非公開会社を念頭に置いて会社法の勉強をしております。
過去の法人関連理論ゼミのテーマとしては、「一人会社」や「法人格否認の法理」等があります。
「小規模な非公開会社における企業法務の専門家」を目指して自己研鑽をしている、といったところでしょうか。
将棋と法律学は、両方に取り組んだことがある者としての感想ですが、共通する部分もあるように思います。将棋の変化は膨大であるため、将棋の本に書かれていることを覚えていても、実戦では、その通りになることは少ないです。そのため、その後は自分の頭で考えて指していくことになります。
法律学も内容が膨大であるため、どんなに勉強しても未知の問題に遭遇することがあると思います。そのときに、普段からしっかりと理論的な勉強をしていれば、自分の頭で考えて的確な解決策を導き出せると思います。行政書士が適法にできる範囲内で「小規模な非公開会社における企業法務の専門家」として尽力いたします。
法人関連理論ゼミリーダー 中田 義仁